泣くつもりがなくても泣かされる5作
泣ける、と言われると身構えてしまいます。お涙ちょうだいは、たいてい寒いからです。
ここに並べた5作は、泣かせにきていません。それぞれの登場人物が、自分の問題に真面目に取り組んでいるだけです。それを見ているうちに、こちらが勝手に持っていかれます。
なお、この5作のうち2作は同じ作者です。羽海野チカさんの『3月のライオン』と『ハチミツとクローバー』。片方が好きだった人は、もう片方もほぼ確実に好きになります。
最終更新:2026/09/02 12:14
1. 金色のガッシュ!! 完全版
雷句誠 / 全16巻
1巻〜16巻 50%ポイント還元
負けた魔物が消えるたびに泣かされます。
魔界の王を決める戦いの話ですが、主人公が目指すのは「最強の王」ではなく「優しい王様」。敵側にもちゃんと物語が用意されているので、勝っても素直に喜べません。
終盤の決着は、少年マンガの終わり方として今も語り継がれています。
2. 3月のライオン
羽海野チカ / 連載中(18巻まで)
1巻〜18巻 50%ポイント還元
将棋の話ですが、泣かされるのは対局ではなく生活のほうです。
天涯孤独の高校生プロ棋士が、下町の三姉妹と関わりながら少しずつ人間に戻っていきます。いじめや家族の問題も正面から扱うので、決して軽くはありません。
それでも読み進められるのは、ごはんの場面が異様においしそうだからだと思います。
3. ハチミツとクローバー
羽海野チカ / 全10巻
1巻〜10巻 50%ポイント還元
同じ作者のもう一本。こちらは報われない片思いの話です。
美大生たちの恋と進路。ほとんど誰も報われませんが、報われないまま前に進む姿を作者が肯定しているので、読後感は不思議と明るい。
『3月のライオン』が好きなら、間違いなく合います。全10巻と短いので一気に読めます。
4. ピアノの森
一色まこと / 全26巻
1巻〜22巻 40%ポイント還元
森の捨てピアノで育った少年が、世界のコンクールに立つまでの話です。
泣かされるのは主人公ではなく、その周りにいる「届かなかった人たち」のほう。努力しても才能に届かない側をきちんと描くので、読後に苦さが残ります。
5. 夏目友人帳
緑川ゆき / 連載中(33巻まで)
1巻〜33巻 50%ポイント還元
静かに効いてくるタイプ。妖怪が見える少年が、祖母の残した「友人帳」から名前を返していく話です。
1話完結で、ほとんどの回が誰かとの別れで終わります。派手な展開はないのに、気づくと目のふちが熱くなっています。疲れている日に一番効きます。
どれも通勤中に読むと危ないタイプです。家で読むことをおすすめします。
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